おはようございます！

沼津完全予約制パーソナルジムCLEAR ークリアー代表の山口です。

2019年4月8日〜2019年4月12日の5日間

アメリカはコロラド州ボルダーにてアナトミートレイン解剖クラスに参加してきました。

この学びは世界でもほんの僅かな人間しかチャレンジしていない、とても貴重な経験です。

何故なら、ホルマリン漬けの献体を解剖できる場所はあっても、冷凍保存されている生の献体を解剖できる場所はなかなかない。

そんな貴重な経験をここに少しだけ綴りたいと思います。

解剖実習ーDAY1 ー

総勢50人が実習へと参加する。

今日は、前面の皮膚と脂肪を剥いだ。

こんな経験、他ではなかなかできない。

それができるのが、キネティコスが主催している『アナトミートレイン解剖クラス』

5日間かけて全身を解剖していく。

皮膚に始まり、脂肪、筋膜、内臓、骨と日が経つにつれて姿があからさまになる。

人間の身体は、本で見るよりも繊細で巧妙に作られている。簡単に言ってしまえば、本に描かれているものと実物は違ったりもする。

中でも驚いたのは皮膚の頑丈さ。

薄いように見えてもの凄く厚みがあり、頑丈である。

献体によっても厚みは違く、硬さも違うが人間の皮膚でも鞄が作れるほどの厚さと頑丈さであった。

初日から色々な発見があり、大満足の1日となりました。

明日からは後面の皮膚を剥がし、外内腹斜筋を切り離す作業に入ります。

解剖実習ーDAY2 ー

解剖実習2日目の今日は、後面の皮膚と脂肪を剥いで深筋膜層を見ることに成功。1つの身体の中には無数の膜が繋がっていて、その膜が私たちの身体を支え、動かしている。

今日も感じたこと。

“教科書は教科書でしかない”

教材に載っている情報とは全く別の世界がここには広がっている。これは、この場所へ来なければ見ることのできない世界。

各教材ではぶ厚く見える広背筋も、実際はサランラップ1枚ほどの薄さ。今日の実習も昨日に引き続き有意義な時間となりました。

また、脂肪の大切さを改めて知り、脂肪への概念が変わった日でもありました。

明日は筋肉をよりクリアに見えるようにし、細かい動きなどをしっかりと目に焼き付けて終えたいと思います。

解剖実習ーDAY3 ー

目の前には、アナトミートレインの著者でもあるトム・マイヤーズ先生とラボの持ち主であるトッド・ガルシア先生その2人を囲むようにサポートメンバーが勢揃い。

アメリカでの生活は毎日が夢のような時間です。

そんな今日は、筋肉1つ1つをより見やすくするために前面・後面の筋膜を丁寧に剥いだ。

四肢に付着した筋肉は、教科書に描かれているような形をしていたが、胴体部に付着している筋肉は、想像を遥かに越える薄さだった。

その中でも、腹膜を包むように付着している内外腹斜筋と腹横筋の薄さには驚きを隠せなかった。

明日は腹膜を破り、内臓1つ1つを取り出します。

解剖実習も佳境へと入っていきます。

解剖実習ーDAY4 ー

氷点下5°の世界を味わう。

朝から眼が覚めるような寒さ。

これまたなかなか味わえない。

そんな今日は内臓の切り分け作業。

一番と言っていいほど楽しみにしていた時間だ。

実際に触れる肝臓や胃、心臓に腎臓、腸から膀胱、子宮まで。普段では絶対に見られない、触れられないものと出会った。中でも、脳に触れられたことは一生の思い出となりました。

今日が終われば解剖実習もあと1日。

ここでの5日間など、あっという間に終わってしまう。

学べることは多いが、刺激が多過ぎてついていけないというのが正直なところだ。

でも、楽しいということに間違いはない。

解剖実習ーDAY5 ー最終日

さて、私はどこにいるでしょう？

たぶん見つけられないと思う。笑

気づいてみれば、アメリカに来てから6日が経っていた。はじめは環境の変化や食事への不安など、どうなることかと思ったがなんとかやれている。笑

この5日間の実習を振り返って思ったこと。

まだまだ知らない世界はある！

そして、この5日間を一言で表すなら『真実』

教科書には載っていない情報。

教科書に描かれているものとは違った情報。

様々な情報が出回ってはいるが、真実は自分の目と耳で確かめるしかない。

これは、解剖実習だけに限ることではないが、今世の中に出回っている情報全てに何かしらの違和感を感じながら生きてほしい。

本当にマスメディアの状態が正しいのか？

ネットに挙がっている情報が正しいのか？

もちろん、全ての人に当てはまらないかと言えば嘘にはなる。しかし、何を信じ、何を取り組むのかは自分の感覚を信じて選び、継続的に続けてほしいものだ。

答えは必ず自分の身体の中にある。

その答えに辿り着くまではやり続けなければいけないし、自分の目と耳で感じ続けなければいけないと思います。

何事も諦めなければ『真実』には辿り着く。

今回の経験は私の財産となり、一生自慢ができる出来事となりました。

私たちは、生きられる時間が決まっている。

その決められた時間の中で、自分のプラスになる出来事をどれだけ増やすことができるのか…

いや、プラスにしかならない出来事を作れるのかが大事だと思いました。

今回の私のように、海外も初めて、長時間のフライトも初めて、解剖実習も、英会話も、9日間の旅すらも…

何もかもが初めてのことなら毎日が刺激的ですが、通勤路など普段から見ている景色や出来事の中から刺激を見つけ出すことに意識を向けてみると、意外なところに身体を変えるヒントは落ちていたりもします。

今回の旅を通して、そのヒントを見つけるためにも学びは必要だと改めて感じましたし、学びの中に刺激はあって、その刺激を得ることで普段から見ている景色の中や出来事の中から刺激を見つけ出すことができるんたと思いました。

これからも旅は続きます。

たくさんの出会いと刺激を求めて…

この度は、長期間のお休みをいただき誠にありがとうございました。この経験と学びを今いるお客様やこれから出会う方々に還元できたらと思いますので、今後ともなにとぞ変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

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